READLINKAT(2) | Linux Programmer's Manual | READLINKAT(2) |
名前¶
readlinkat - ディレクトリファイルディスクリプタから相対的な位置にある シンボリックリンクの値を読む
書式¶
#include <fcntl.h> /* AT_* 定数の定義 */ #include <unistd.h> int readlinkat(int dirfd, const char *pathname, char *buf, size_t bufsiz);
glibc
向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7) 参照):
readlinkat():
- glibc 2.10 以降:
- _XOPEN_SOURCE >= 700 || _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
- glibc 2.10 より前:
- _ATFILE_SOURCE
説明¶
readlinkat() システムコールは、この man ページで説明している違いがある以外は、 readlink(2) と全く同じように動作する。
pathname で指定されるパス名が相対パスである場合、 ファイルディスクリプタ dirfd で参照されるディレクトリからの相対パス名として解釈される (readlink(2) では、相対パスは呼び出し元プロセスの カレントワーキングディレクトリからの相対パスとなる)。
pathname が相対パスであり、かつ dirfd が特別な値 AT_FDCWD である場合、 pathname は (readlink(2) と同じように) 呼び出し元プロセスの カレントワーキングディレクトリからの相対パス名として解釈される。
pathname が絶対パスである場合、 dirfd は無視される。
返り値¶
成功した場合、 readlinkat() は buf に格納されたバイト数を返す。 エラーの場合、-1 が返されて、 errno にはエラーを示す値が設定される。
エラー¶
readlink(2) と同じエラーが readlinkat() でも起こる。 readlinkat() では、その他に以下のエラーが起こる:
バージョン¶
readlinkat() は Linux カーネル 2.6.16 で追加された。 ライブラリによるサポートは glibc バージョン 2.4 で追加された。
準拠¶
POSIX.1-2008.
注意¶
readlinkat() が必要な理由については、 openat(2) を参照すること。
関連項目¶
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2012-05-04 | Linux |